妊娠中の生理トラブルと対処法①

動悸・息切れがする

妊娠中は胎盤に血液を送るため、妊娠していないよきよりも血液の量が増えます。妊娠8か月では普通の1.3倍の血液量になるのですから、心臓への負担がいかに大きいかがわかります。さらに妊娠中期以降になると、子宮も日に日に大きくなってくるため、子宮が肺や心臓を圧迫し、ちょっと階段を上がっただけでも動悸や息切れを起こしやすくなります。
無理せず、ゆっくりと休み休み歩くように心がけましょう。
心臓が急にドキドキしたり、背中でハアハアと息をしなければならなくなったら、すぐに座って休憩してください。
症状がひどくつらいようなら検査をしてもらいましょう。貧血や妊娠中毒症を合併している場合は適切な治療が必要です。

トイレが近い

トイレが近くなる頻尿は、妊娠初期または後期によく見られる症状です。
初期には急に大きくなった子宮が膀胱を圧迫して、頻繁に尿意を覚えます。
後期には下がってきた胎児の頭が膀胱を圧迫するほか、尿道の筋肉の働きが弱くなったり、膀胱周辺がうっ血するために、やはり頻尿になります。
しかし、いずれの場合も膀胱は尿がたまったという刺激に敏感に反応しているのですが、実際には膀胱に尿が十分にたまっているわけではないので、トイレに行ってもおしっこはあまり出ないのです。
生理的なものなので仕方がありません。尿意を我慢すると膀胱炎になることがありますので、まめにトイレに行くようにします。
排尿時に残尿感が伴うようなことがあれば、膀胱炎の心配があります。検査を受けてください。