流産について

初期流産の原因の大半は、赤ちゃん側に

とてもつらいことですが、頻度としては10例の妊娠に1~2回は起こるトラブルといわれる流産。どんな原因があって、どういう治療をするのか、次の妊娠には影響しないのかを知っておきましょう。ママの10~6人に1人程度は流産を経験しています。また、1回目の初期流産の多くは、自然の摂理で起きてしまうトラブルといわれています。
流産の大多数は12週未満のごく初期に起こるものです。この初期流産の大半は、赤ちゃん側に問題があるといわれています。受精卵の染色体異常などによって、赤ちゃんがそれ以上育つことができなくなるケースは、初期流産のおよそ60~70%に達するようです。
一方、12週以降に起こる流産は、母体側に原因があることが多くなります。子宮内感染や子宮頸管無力症やをはじめ、子宮筋腫や子宮奇形、膠原病などの自己免疫疾患などが影響を及ぼして起こる可能性もあります。
子宮頸管無力症は、先天的に子宮頸管の組織が弱い、頸管に傷があるなどが原因です。軽いおなかの圧迫感がある人もいますが、なんの自覚症状もないまま突然破水する人もいます。とくに初産の人は気が付きにくいでしょう。子宮頸管無力症は子宮の内圧が高くなってくる妊娠16~24週頃に多く、頻度は全妊娠の0.05~0.5%といわれています。初期に頸管を縫い縮める手術により、未然に流・早産を防止できる場合もあります。