妊娠中の生理的トラブルと対処法⑥

おなかや乳房に赤いスジ

妊娠後期になると、おなかや乳房、太もも、おしりなどの脂肪の厚い部分に赤や赤紫色のミミズバレのような線がでることがあります。これは妊娠線と呼ばれるもので、急におなかが大きくなることで皮膚は伸びるものの、そのスピードに表皮の下の真皮がついていけずに、亀裂ができて妊娠線になると考えられています。そのため、もともと太めの人、多胎妊娠の人、小柄な人ができやすいとされています。
急な体重増加が最大の原因。太りすぎないよう注意します。また、乾燥すると皮膚が伸びにくくなるため、妊娠線ができやすい部分に、保湿クリームを塗るのもいいでしょう。また、マッサージも効果的です。まず、手の平全体を使っておなかの中心から外に向かって、次に、おへその周囲を時計回りでマッサージします。乳房の下は、わきから中心方向に。

手がむくむ・しびれる

夜、眠っている間は血液の流れが遅くなるため、朝起きたらむくんでいるということはよくあります。とくに妊娠後期にはむくみやすくなるため、朝起きたときに、指が動かしにくかったり、しびれたようになって間隔が鈍くなる人も多いようです。指を開いたり閉じたりしているうちに治るようなら心配いりませんが、人によっては、むくみのために手首の鍵を圧迫して、箸や歯ブラシを持つのもつらい状態になることがあります。この痛みやしびれは「手根管症候群」と呼ばれており、手を酷使すると症状が悪化してしまいます。この間は家族に家事を協力してもらうとよいでしょう。産後1~2週間もすれば完治します。
塩分や水分を摂りすぎないこと、普段から腕を上げたり下げたりする運動で腕の血行をよくすることです。
むくんでしまったら、腕をマッサージしたりゆっくり入浴することで、血行の改善をはかります。温シップを貼るとしびれもとれ血行改善にも効果があります。
妊娠初期はつわりに悩まされることも大きので、ゆっくり安静にしてください。