おなかの赤ちゃんのこと、もっともっと大研究|子宮・羊水・胎盤・へその緒のお仕事②

赤ちゃんの命を根底で支える頼もしいパートナーです

妊娠15週ごろに完成する胎盤は少しずつ大きくなり、出産の頃には直径15~20cm、重さは500g前後に。ママの体の血液の中から酸素や栄養(葉酸やミネラルなど)を選んで赤ちゃんへ送り、赤ちゃんの不要な二酸化炭素や排泄物は、ママの血液に送りだすのが重要な任務。赤ちゃんに渡したくない有害な物質の多くはシャットアウトすることもできます。そのほか、妊娠中に必要なホルモンも大量に分泌する働き者なのです。
健康な胎盤という意味で、よく「きれいな胎盤」という表現が使われます。これは、胎盤を流れる血液がいわゆるサラサラの状態。そうでないと、酸素や栄養、不要なものの受け渡しが潤滑に行われないのです。胎盤機能を低下させることとしては、高血圧や禁煙などがあります。

酸素や栄養を絶え間なく橋渡し。赤ちゃんとママをしっかり結んでいます

へその緒(臍帯)は約40~60cm。中には1m以上あったり、逆に30cm以下のこともあります。へその緒のなかには、1本の臍動脈と2本の臍動脈が。赤ちゃんに向かって流れる臍静脈ではママから届ける酸素や栄養が、胎盤に向かって流れる臍動脈ではママに渡す二酸化炭素や排泄物が運ばれます。
臍帯血バンクという言葉を聞いたことがあるでしょうか。へその緒の中の血液(臍帯血)に造血管細胞が多く含まれることから、白血病や再生不良性貧血などの治療に利用できることが注目され、出産を終えたママから提供を受けて保管するシステムがあるのです。病院によってはそのお願いをすることがあるかもしれませんが、よく話を聞き、良いことだと
感じたら協力してください。