妊娠後期のあなたに|妊娠後期の危険信号は?①

おなかが痛むとき

早産とは文字どおり、妊娠の途中で早く出産してしまうことです。妊娠後期の24週目から予定日の3週間前までに出産した場合をいいます。早産は、赤ちゃんが早く産まれすぎるだけで、出産であることには変わりがないので、正常な出産と同じような兆候があらわれます。おなかが周期的に痛む、出血がある、破水する、のいずれかがみられたり、3つの兆候がすべてあらわれたりします。早産の予知は大変むずかしく、腰がぐっと重くなり、おなかが張る症状が出たり、周期的に下腹部が痛くなったりしてからでは、手遅れのことが多いのです。しかし子宮口が開いていなければ、急いで処置をして早産を防げる場合もあります。
ともかく急いで病院へ行き、医師の判断を仰ぐことが大切です。
急に下腹部が痛くなり、冷や汗が出て顔面蒼白になった場合は、胎盤早期剥離の疑いがあります。ひどいときはショック状態になることもあります。また、出血をともなう場合もありますので注意が必要です。正常のお産の場合は、後産といって、まず赤ちゃんが産まれ、しばらくしてから胎盤が出てきます。ところが、まれに赤ちゃんより先に、胎盤がはがれて出てしまうことがあります。これが胎盤早期剥離です。胎盤がはがれてしまうと、胎内にいる赤ちゃんには酸素が供給されなくなり、死亡してしまいます。母体にとっても大変危険な状態です。たいてい急いで帝王切開して赤ちゃんや胎盤を取り出しますが、子宮の収縮が悪ければ、子宮を摘出しなければならないこともあります。いずれにしろ、救急車ですぐ病院へ行き、処置をしてもらわなければなりません。