双胎妊娠で気をつけたいこと

早期予防のため、管理入院する場合も

双胎妊娠の場合は早い時期から大きくなる子宮が周囲の臓器を常に圧迫します。また、たくさんの血液を2人の赤ちゃんへ送らなければならないため、母体の循環血液量が増加し、さまざまな器官や血管に大きな負担がかかります。そのため、妊娠高血圧症候群にかかる頻度は約40%と高くなります。妊娠高血圧症候群を確実に予防するのは難しいですが、減塩・低カロリーの食事を心がけ、体重管理を徹底することが大事です。普段から血圧をチェックし、高血圧、または高血圧+尿タンパクの妊娠高血圧症候群の症状がみられたら、医師の指示を守り、安静に過ごすようにしましょう。
双胎妊娠では約40~50%のママが早産になります。妊娠8カ月くらいになると、おなかは単胎の10カ月ほどの大きさになります。ちょっと体を動かしただけでおなかが張りやすくなったり、子宮頸管が短くなるといった切迫早産の兆候が出る人も少なくありません。産院によっては、切迫早産の兆候が出やすくなる30週ごろから、早産予防のための管理入院をすすめる施設もあります。
そのほか、双胎妊娠では母体が貧血を起こしやすくなったり、胎児が2人いる分、さかごの発生率も高くなります。心配し過ぎる必要はありませんが、体の変化に十分注意し、無理のない生活を心がけることが大切です。