妊娠判明期|ちょっと気になる遺伝の話①

遺伝子は、細胞内の「染色体」にあります

親から子へとさまざまな情報を伝えるのは「遺伝子」です。体型や性質などのほか、ときには病気が受け継がれることがあります。
髪や皮膚の色、体型、性質など、親から子へと受け継がれていく情報を伝えるのが遺伝子。その遺伝子は、細胞の中の「染色体」にあります。人の染色体は、22対の「常染色体」と1対の「性染色体」、全部で23対46本で構成されています。しかし、精子や卵子の染色体は、赤ちゃんが父親と母親から染色体を受け取ったときに元の23対46本になるように、「減数分裂」という仕組みで、半分の23本になっています。
減数分裂では、23対のそれぞれから1本づつを選んで組み合わせができるために、約800万通りにもなります。精子と卵子それぞれが800万通りあるので、両方の組み合わせは70兆という、気の遠くなるような数字になります。
つまり、産まれてくる赤ちゃんは父親と母親から半分ずつ染色体を受け取るけれど、それは天文学的な組み合わせのうちの1つだということ。同じ親から産まれた兄弟姉妹でも、胎児の成長段階でも顔も性格も全く違う場合があるのも当然です。遺伝子がかかわっている病気が少しでも心配な場合は、できるだけ早く産婦人科医に相談しましょう。遺伝について正しい知識を持つことで、心配が解消することも多いのです。